転職成功の秘訣「産業看護師ならではの志望動機と面接の対策について」

採用担当者の目に留まるために

履歴書には必ず「志望動機」の欄があり、かなりのスペースを占めています。また、面接でも必ず聞かれる質問なので対策を万全にしておかなければなりません。
産業看護師は求人が少ないわりに応募者が多く、競争率は高めです。採用担当者の目に留まるためには、どのような仕事なのかをしっかり理解し、自分の経歴やスキルをどう活かせるかを自分の言葉でアピールすることが大切です。
インターネットで「看護師」「志望動機」「例文」と検索すると該当するページがたくさんヒットします。それらを参考にして書くのも1つの方法ですが、そのまま写してはいけません。同じ例文を見ながら書いている人がたくさんいるからです。採用担当者からすると似たような内容なので心に残らず、読み飛ばしてしまう可能性もあります。他の求職者とは違う角度で、自分なりの言葉で書いていきましょう。
どうしても思いつかない場合は転職エージェントのアドバイザーに相談してみてください。どのように書けばいいのかアドバイスしてくれます。

一般的な面接とは異なる

産業看護師の面接は企業の社員としての適性があるかどうかがチェックされるので、一般的な病院勤務の看護師の面接とは異なります。人の印象は第一印象でほとんど決まると言われているので、選考の場にふさわしい服装で行きましょう。基本はスーツです。メイクは派手なものは避け、ナチュラルメイクを意識してください。ヘアスタイルや髪色も見られるので清潔感を第一に考えましょう。奇抜な服装や目のやり場に困る服装で行ってはいけません。
面接では「これまでの経歴」や「転職の理由」「志望動機」などが聞かれます。回答の仕方で合否が決まってしまうので、よく考えてから答えるようにしてください。面接官は人事部長や総務部長、場合によっては社長が行うこともありますが、医療関係者ではないので専門用語で説明してもわかりません。誰にでもわかる簡単な言葉で話しましょう。
「激務できつかった」「人間関係が悪かった」と転職の理由を正直に話す人もいますが、それではマイナスイメージを与えてしまうだけです。なるべくポジティブな言葉に言い換えて伝えるようにしてください。
上記の3つの質問は必ず聞かれることなので、あらかじめ回答を考えておけば言葉に詰まることもありません。「なぜこの企業で働きたいのか」をしっかりと伝えるように意識して臨むと、よい結果につながります。